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Androidとの違いについて

iOSとAndroid

同じアプリ開発でも、iOSとAndroidでは内容が異なります。先にリリースされたのはiOSで、リリース年は2007年でした。Androidは翌年の2008年と、時期としてはほぼ同じぐらいのタイミングてす。では、iOSとAndroidはそもそもどのように違うのでしょうか。いくつかのポイントを比較してみましょう。

iOSとAndroidの違い

iOSとAndroidでは端末の価格帯が大きく異なります。
Androidは比較的安価で手に入れやすいことから世界的にユーザー層が幅広く、iOSは高価であることから高所得層のユーザーを中心に人気があります。ユーザー層の傾向についてはあくまでも一般論ですが、端末の価格帯の違いがユーザー層の特徴に影響していることは確かです。
アプリ開発に使用されるプログラミング言語は、iOSでは主にObjective-Cで、2014年からはSwiftが追加されました。Androidでは主にJavaやC++が使用されており、2017年にはKotlinが追加されました。iOSの開発ツールとしてはXCodeを、Android開発ツールとしてはAndroid Studioを使用します。これから学ぶ開発言語を選ぶ際には、開発ツールのことも含めてよく比較してみましょう。iOSもAndroidも開発ツールは無料です。開発に必要とされるドキュメントも無料で公開されているので、誰でも自由にアプリ開発にチャレンジできます。
ただし、アプリをリリースする際には費用がかかります。iOSの場合は毎年100ドルで、Androidは登録時に25ドルのみです。コストで比較すれば、iOSよりもAndroidのほうが低コストでアプリを運用できます。アプリはリリースする前に審査が行われます。iOSはAndroidよりも時間がかかるので、審査期間のことも考慮に入れたスケジュールを組む必要があります。Androidの審査システムは自動化されているため、複数のアプリを同時に審査してもらうことが可能です。
デザインは、iOSもAndroidもシンプルでわかりやすいデザインを推奨するガイドラインを設けています。
マネタイズに関しては、iOSとAndroidでは注意すべきポイントが明確に異なります。iOSのユーザーは、アプリ内に広告が表示されるだけで不快に感じられる傾向があり、Androidユーザーは広告を避けることはあっても不快とまでは感じていない傾向があります。アプリをリリースしてうまくマネタイズしていくためには、それぞれのユーザーの傾向をよく分析しながら開発・運用を進めていかなければなりません。
また、iOSのユーザーは有料アプリを好まない傾向があるので、無料版も用意して両方を提供するのもひとつの手段といえるでしょう。