アプリ開発にチャレンジするならiPhoneアプリ!

iOSアプリの基本

アプリケーションソフトウェアとは何か

iOSアプリ開発について深く理解するためには、まず「アプリケーションソフトウェア」がそもそもどのようなものなのかについて正確に理解しておく必要があります。ソフトウェアの基本概念については、コンピューターを構成しているものの中で形ある部分、手で触れられる機械部分が「ハードウェア」で、形がなく触れることができない部分が「ソフトウェア」と考えるとイメージしやすくなるでしょう。
ソフトウェアと呼ばれるものには、「OS」と「アプリケーションソフトウェア」の2種類があります。OSとは、パソコンがパソコンとしての仕事をするためには絶対に欠かせないソフトウェアのことです。パソコンにOSが入ることによって、その他のアプリケーションソフトウェアがパソコン内で使えるようになります。もしパソコンやスマートフォンなどの端末にOSが入っていなければ、文書作成も電話もメールもゲームも一切できません。アプリケーションソフトウェアはかなりの種類が世に出回っていますが、OSの数はそれほど多くありません。スマートフォンが世界中に浸透すると同時に広まった「アプリ」という言葉は、アプリケーションソフトウェアの略語です。ただし、多くの人が普段「アプリ」と呼んでいるものはスマートフォン向けのアプリケーションソフトウェアで、パソコン向けのアプリケーションソフトウェアは「ソフト」や「アプリケーション」と呼ばれています。スマートフォンアプリがソフトウェアと呼ばれることはほとんどありませんが、スマートフォン向けであってもパソコン向けであっても、同じアプリケーションソフトウェアの類です。

iOSアプリはiPhoneやiPadで動くソフトウェア

Apple社のiPhoneやiPadには、「iOS」という名前のOSが入っています。iPhoneとiPadの違いは、電話機能があるかないかで理解しておくことができるでしょう。iOSアプリとは、iPhoneやiPadでのみ動かすことができるアプリケーションソフトウェアのことです。iPhoneと比較されることが多いAndroidは、OSの名前をそのまま端末名に採用しています。つまり、iOSが入った端末ではiOSアプリを、Androidが入った端末ではAndroidアプリを使用することになります。iPhoneやiPadを利用している人のほとんどは、iOSアプリのことをiPhoneアプリやiPadアプリと呼んでいます。呼び名がいくつもあるため混同してしまいがちですが、iPhoneやiPadで使用されるアプリはiOSアプリだけであることをまず覚えておくようにしましょう。